O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!って打ちにくいし検索しにくい
つい先日恥ずかしながら初めてこの曲を聞きまして、もう頭を占領してしょうがないのである。この曲のどこが自分を興奮させるのか解像度を上げて掘り下げてみよう。
【アイドルマスター】「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!(M@STER VERSION)」(歌:久川凪、久川颯)
そもそもなんの曲かといえば、アイドルマスターシンデレラガールズの新アイドルのために書き下ろされた曲である。
キャラのことを語ると長くなるので、ここでは割愛する。めーっちゃかわいいよ。
それで、曲としてはすごいキラキラかわいいポップチューンといった様相の、久川姉妹のキャラ要素ももりもりのいわゆるキャラソン的な要素も持つ。
この歌が自分を魅了して仕方ない要素が3つある。
①ダブルミーニングが織りなす歌詞の妙
②曲の構成とBメロの役割
③サビの後半から繰り返しへのつなぎ
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①ダブルミーニングが織りなす歌詞の妙
最初のサビの歌詞をご覧いただこう
この意味不明な単語こそがこの歌の核。
O-Ku-Ri-Mo-No Sanday! という打ちにくいことこの上ない曲名ではなく
O-xy-mo-ron Sanday! なのだ!
実は「おくりもの」のほうがおまけなのである。
というかおくりもの→Oxymoron という流れはかなり無理じゃないか!?
どう考えてもOxymoronを先に知っていて、韻を踏むために「おくりもの」という単語を当てはめたでしょう。
こうしている間にもOxymoronを検索したかもしれない。
意味は「矛盾語法」
歌詞の最初にも書いてある!
チカク/テ/トオイ/スグトナリ
矛盾どころじゃない 矛盾矛 である。
近い 遠い すぐ隣 これがOxymoronそのもの!
この矛盾した感情、思春期の少年少女の感情の動きをうまーく表すうってつけの単語がOxymoronなのだ。
さらに tig-hag!
もちろんこれは「ちぐはぐ」とのダブルミーニング。
tigとは英語で鬼ごっこ。
そう、tig と hag も Oxymoron なのである!!!!!
ちぐはぐ = Oxymoron = tig-hag
もうこれはダブルミーニングどころじゃない。 私はこれに気がついたとき完全にやられたと頭を抱えた・・・・・
もっと言えばカタカナ部分は小気味よく韻まで踏んじゃってポップなリズムと相まってめちゃくちゃ気持ちよくなってしまう!!!!
歌詞だけでもう大好きになってしまう。
②曲の構成とBメロの役割
この曲の流れは
セリフ→サビα→サビα→Aメロ→A’メロ→Bメロ→サビ
って感じかな。こう表記するのが正しいかはさておき。
まず、入がサビから入るのはよくある形なのだけれども、さっき歌詞の面から見ても本サビよりも重要であろうこの歌の核のパートをぶっこんでくる。
しかもたいていサビから入るときはワンフレーズでAメロに入るところを、繰り返して連続させている。本来ならばインパクトを与えるためにサビを頭に持ってくるのだから、連続させるのは瞬間火力を出すのと相反している。
正直なんで連続させてるかわからない。でも、コード進行を変化させることで同じメロディーでも違う印象を与えているということはわかる。
メインはよくあるⅣ→Ⅴ→Ⅳ→Ⅵの王道進行で、最後に Ⅰに戻ってくるベッタベタな感じ
G-A-F#m7-Bm-Em-F#m7-D
しかし2回めでは
G-A-F#m7-Am7-G#m7-5-G-F#m7-F-Em7-A
いまのじぶんの知識では、Am7はDマイナースケールから借りてきたⅦmだってことしかわからない。Ⅴ♭はどこからきたの・・・単純に半音下げただけ?
ともかくこのノンダイアトニックが前半の王道感とは違う不安定さを生んでいる。
んでF#m7-F-Emの半音ずつ下がってくのも大好物で、Aで終わるのはその先に続く浮遊感って感じ???なの???
最初のサビはそのくらいにして、Aメロの次にBメロかな?と思いきやなんか別のパート入っとるやんけ!「私は私で で で でで たわしは流しへ へ へ へへ」って歌詞の無理やり韻を踏ませる感じすごい好き。颯のゆったりロングトーンとと凪のラップスタッカートの相性の良さがもう音楽〜って感じ
こっから本サビに行ってもなんらおかしいことないのになんで更に1パート入れた!?
はいBメロ!
コードが半音ずつ下がる!はい大好物!
んで上がってってGm7-A これいいね!Ⅳmはよくあるやつ!説明できない!
ということなんですよ(疲れてきた)
③サビの後半から繰り返しへのつなぎ
これがほんとにきいてて気持ちいい。
どこかってーと